モチベーションを保って記録を伸ばそう
やり投げにおいて、モチベーション(やる気)はとても大切です。
モチベーションがないと、怪我の原因にもなりますし、練習そのものが無意味なものになってしまいかねないからです。
また、コーチから指示された練習やトレーニング内容を理解せずに、「何となくやっている」では、技術の向上は望めないでしょう。
また、自分の内面のモチベーションとともに、指導者から得られるモチベーションはとても大きいと思います。
やり投げはもちろん、すべての競技においての指導者と選手との信頼関係は、指導者の技術、トレーニングに対する知識や理解力、更に人間性などによって育まれます。
特にやり投げという特殊な種目には精通した指導者は少ないように思います。
なので、あなたが積極的に結果を出している他の指導者から得た知識や練習方法、トレーニングなどをどれほど選手と論じて、自分のなかで消化し、指導していくかにかかっていると言えます。
そして、やり投げにおいて、選手のモチベーションを高く維持するには、達成できそうな記録をまず設定すること。
これは技術的は一部分でも構いませんが、短期のゴールは最終的には長期のゴールにつながるものであることが重要です。
特に今はコロナで目標としていた大会が中止になって、モチベーションを保つのは難しいこともあるかもしれません。
ですが、強豪校というのは、こうしたモチベーションを保つのが難しい時でも、最大限のパーフォーマンスが発揮できるように取り組んでいます。
重要なのは上達やレベルアップのために常にアンテナを張り巡らし、外からの情報を受け入れる態勢をとること。
そうすることで、やり投げの経験がない指導者でもトップレベルの指導法が実践でき、失敗を減らし選手の能力を最大限に発揮させることができる。
そして、その成功は更なる自己ベストを呼ぶことになります。
いずれにしても、やり投げという競技のためのモチベーションを有効にコントロールし結果を出す近道は、系統だったトレーニングのスケジュールを確立することです。