やり投げのメディシンボールを使った練習

やり投げの選手なら、メディシンボールを使って日々練習やトレーニングをしていると思います。
シャドーからはじまり、メディシンボールなど、色々な投げを試みて、遠くに投げるための効率的な体の使い方、更には体幹部の筋力をつけていきたいですね。

 

ボールを使った練習

 

例えば、メディシンボールを使ったトレーニングで良く行われているのが、腕を使って壁に当てるという練習方法があります。
やり方は、壁の正面に立ち3〜4s程度のメディシンボールを両手で持ち両腕を上げます。

 

 

その体勢から腕を使ってボールを壁に当て、跳ね返ってきたボールをキャッチします。
その際は肩甲骨の出し入れを意識して行い、リリースの感覚を養うようにします。

 

 

また、一歩下がってメディシンボールを壁に当てるというのも効果的です。
この場合は、下がった分だけ一歩踏み込んでボールを壁に強く当てるようにします。
その際は左足の踏み込み動作が加わるので、腕の力だけではなく全身の体を連動させて行いましょう。

 

 

リリースの最後の踏み込みでパワーを溜めるという動作を意識してやるといいかと思います。
これらのメディシンボールの壁当ては、やり投げの練習の最初のウォーミングアップとしてやるには最適です。
10回を2〜3セッを目安にやると良いでしょう。

 

 

そして、やり投げなどの投擲種目は、技術練習だけではなく、年間を通しての体作りが必要です。
その際には大きな筋肉はもちろんですが、軸となる体幹部を鍛えるトレーニングも取り入れることが欠かせません。

 

 

何故なら、いくら大きな筋肉をつけたとしても、速く動かせないと意味がないからです。様々な動きの中で、一点にパワーを集約する感覚を掴んでいくと良いでしょう。
投擲種目は動作に少しの狂いがあっても記録が伸びないことが往々にしてあるので、力を一点に集中させる動きを確認することが大切だからです。

 

 

正しい技術と合わせて、速く動かせる肌肉にスムーズに移行するトレーニングもしていくと良いでしょう。
そういった意味でも、メディシンボールなどを使った筋力、体幹のトレーニングには様々なやり方があるので、上手く行うことで1年を通して効率よくレベルアップが期待できる筈です。

 

TOPへ