やり投げの体格と体力について

やり投げは、体格や体力に恵まれていないと大成できないと思っていませんか?
確かにやり投げにおいては、身長が高く腕も長く、体力は肩が強くて筋肉があったほうが有利だと誰しも思うものですね。

 

 

実際に、世界的に見ると身長が190cm超えや体重も100キロ近くの選手も多く、日本人からしてみれば、バスケやバレーボールの選手がやりを投げているようなものでしょう。

 

 

ですが、必ずしも身長などの体格がいい選手がやり投げで上手くいっているとは限りません。
何故なら、体の動きの良さが大切になってくる競技なので、体の素早い反応だったり、俊敏さなどの能力が問題になり、身長はあまり関係ないようです。

 

 

逆に、比較的に身長が低い人は、小回りが利くなど動きの速い人が多いので、やり投げで好記録を出す上で、大きな長所にもなりうるわけです。
つまり、各選手が自分の体格や体力の特徴を把握して、良い所と悪いところを見定めることが大切ということです。

 

 

身長などの体格をスピードとテクニックでカバーしてやり投げで大成している選手も大勢います。
オリンピックの金メダリストの中には、身長が180cm以下で80kgそこそこの体重という日本選手なみの選手もいるんですね。

 

 

例えば、世界記録保持者のヤン・ゼレズニー(チェコ) は、186cm、86kgの体格でありながら、テクニックとスピードで筋力のなさをカバーして、オリンピック3連覇を果たすなど長期にわたり世界のトップレベルに君臨していました。
更に、186cmの村上選手がトレーニングとスピードアップした技術でベルリン世界陸上競技選手権大会で銅メダルを獲得した例などもあります。

 

 

こうしたことからも、やり投げは体格のハンデを技術とスピード、柔軟性などでカバーし、更にウエイトトレーニングなどによって得られた筋力のパワーを如何にやりに伝えるかなどの技術を向上させるかが、記録を伸ばす上で必要になってくると言えるでしょう。

 

 

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身長もそこまで高くないなど、今の体格で記録を狙うにはどのようなトレーニングが必要なのか、どこを鍛えればよいのか悩んでいる選手や指導者の方は、非常に参考になるでしょう。

 

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